当店風物詩、梅干づくり(其の参)


塩漬けにして一ヶ月半、綺麗なピンクの梅酢が上がりきった完熟紅紀州南高梅です。
この樽で10kgです。
一般的には10kgの梅に対して同重量の重石をし、梅酢が上がってきたら半分の5kgに重石を軽くして梅酢が上がり切るのを待ちます。
しかしながら、和歌山濱田農園の紅南高梅は完熟のため重石は1.5kgにしています。この軽い重石で充分なのです。そして今年も一つとして潰れた梅はありませんでした。


直径60cmの竹製笊四つで、ちょうど4L南高梅10kgを干す事ができます。
本日、第一クール10kgをベランダに干しました。


一ヶ月半塩漬けにしても、南高梅の紅の赤みは消えていません。
綺麗な塩漬けです!!!

観測史上最短の梅雨となった今年ですが、例年通り「梅雨明け直後に干す」という訳にはいきません。余にも塩漬け期間が短すぎて梅酢が上がり切れないと思ったからです。むしろ逆で、例年よりも塩漬け期間を長めにしました。
これが正解で、梅雨明け宣言直後は雨天が続きましたが、ここ1週間は晴天続きです。最高の「土用干し」日和です!
今年も、皮が薄いねっとりとした大きな梅干が出来ますよ!!!