遊び心溢れた職人とキャッチボール?!其の壱

遊び心溢れるユニークな職人とのコラボで小粋な竿袋が出来ました!!!


竿袋全体


手元収納部


穂先収納部

「江戸前の釣り」とはあまり関係ありませんが、3年前から再び通い出したのが「河豚かっとう釣り」です。
以前は、先代と一緒に大原「鈴栄丸」に通っていました。当時、大原の船宿は朝が早いので、夜中到着客の為に仮眠室が用意されていました。
(小生の記憶では、外房では鈴栄丸が真っ先に河豚調理師免許を取得したはずです)
当時の河豚竿の多くは皮剥竿の転用でしたが、先代は5尺前後の短竿に鯨穂先を付けた河豚専用竿を竿師に作らせ使っていました。(懐かしい思い出です)

その後、河豚調理師免許を取得する船宿が増えて、内房/湾奥の船宿でも「カットウ釣り」が始まったのです。
釣り方も変わりました。てんや鉤仕掛けに加えて「チラシ仕掛け」が、専用竿もソリッド/鯨穂先から「メタル穂先」へと釣果アップへの進化は止まりません。
小生も試験的に、メタルトップで多くの河豚釣りファンに支持されているグローブライト製「極鋭 湾フグ」を仕入れ使っています。
この竿は穂先部と手元部の2本継ですが、穂先部が長く実質的にはワンピースです。しかしながら、メーカーが用意した穂先の保護材や竿全体の納袋が実用的ではなく、使い勝手も見栄えも悪いのです。

そこで、いつも和竿用竿袋をお願いしている職人に相談して製作したのが【極鋭専用納袋】です。



手元収納【リールシート保護のため袋部にはクッション材が入っています】



穂先収納(穂先保護のため添木として固い矢竹古竹材が入っています)


穂先/手元収納(手元収納部を折返し、マジックテープで固定し縫い止めしてある紐で固定します)

使い勝手が良く、穂先をしっかり保護出来る、職人の知恵と技が溢れた小粋な竿袋をとくとご覧あれ!
(これは、店主専用に製作された非売品です)