70年と30分の凄技!(現役最高齢江戸和竿師パート2)
またまた、行って来ました!
現役最高齢江戸和竿師 正勇親方の工房にお伺い致しました。
前回お願いし忘れた小生愛用の落ち鯊用手ばね竿とお客様から依頼された父親の形見だという正勇作の手ばね中通し鯊竿、今シーズン知人に貸して江戸川放水路で折られた小生愛用の一本半の水雷竿の修理依頼です。
前回同様に、仕事が早い! の一言。
お預かりした手ばね竿は手元の淡竹からの火入れです。糸巻の杭があるのですが器用にも(親方に対して失礼ですね)これを避けるように「ため木」を4〜5種類使い分けています。折れた1本半水雷竿の穂先は布袋竹穂先材の束から2〜3本引き抜いて込み合わせです。そして穂先材を荒だめして「この穂先ならいいだろう?」と見せてくれるのです。流れるような作業に無駄がありません。大したもんです!!
この作業を見ている間に、「6寸切矢竹5本並継たなごしもり竿(2本替手元付)」と来シーズン向けの「江戸和竿入門者向け布袋夏鯊水雷」をお願いして来ました。
年明けが愉しみです。