やっぱり、鯊は外せないんですね!


11月9日「美味しんぼ-名品集-/脂乗る季節到来!! 秋・冬旬魚編」(小学館刊)


      ハゼの教訓(前編)


      ハゼの教訓(後編)

「美味しんぼ-名品集-/脂乗る季節到来!! 秋・冬旬魚編」が小学館から刊行されました。
カレイ、ヒラメ、ふぐと並んで「はぜ」が前編/後編2話に渡って紹介されています。
まずは、フグを押さえてカラー表紙を飾ったのは鯊の天麩羅です。(泣けますね!)
第1話では「鯊の焼き浸し」と「鯊の刺身」、第2話では、鯊の身を削ぎ切りにし氷に晒した「鯊の洗い」です。(2回目泣けます!!)

ただ残念なのは、釣りをするシーンがあるのですが、全員がリールなんですよ。
誰一人中通し竿を使う人がいません。要は、江戸前の釣りとしての「鯊釣り」が誰にも認知されていないのです。まだまだダメですね。江戸和竿組合も釣道具屋も。
それともう一つ、江戸前鮨の「握り」が出て来ませんでした。残念ですね!
14〜15cmの小ぶりの生きている鯊を3枚におろし皮を引くと、半身が丁度一貫分になるのです。これに山葵をつけて握ると、鯊独特の身にある黒い筋と山葵が透け、それはそれは、綺麗な「握り」なんですがね。
これを紹介してくれないとーーーと3回目泣きました。

是非、ご購入のうえご一読を!!!