中川船番所(東大島)「たなご竿」展示中!
東大島にある中川船番所3F展示コーナーでは、今がトップシーズンのたなご釣り道具の展示を行っています。
竿かづ独歩矢竹印籠継、四代目東作総布袋印籠継、六代目東作総布袋印籠継、汀石等その時代を代表する名人のたなご竿が展示されています。中々このような機会はないと思います。ぜひご覧願います!!!
竿かづ作独歩 矢竹2節揃え印籠継 21本継 3.95m
以前にも学芸員の方にご連絡はしたことがありますが、作った竿師の「思い」が「見る者」に伝わるような展示がされていないのです。残念でなりません。
竿かづ作独歩は2節、六代目/四代目は3節で見事に節揃えがしてあります。これは中々できる物ではありません。揃えた節をしっかりと見せて欲しいのですが、展示はバラバラです。綺麗に桐箱に納められていますが、穂先がズレて並べられています。
(竿かづ独歩の箱書きには真鮒竿とありますが、説明プレートには小鮒竿とあります。真鮒竿と小鮒竿は全く別物です。どちらでしょうか?)
四代目東作総布袋竿は、全長/継本数から見て8寸切と思いますが、表示は「真鮒竿」となっています。本当でしょうか?
長年、小生は門前の小僧宜しく江戸和竿を見ていますが、竿かづ独歩同様に、8寸切総布袋の真鮒竿は初めて見ました!!
ついでにーー
表示されているプレートは開館当時のものと思われます。明らかに汚れています。
また、竿かづ作独歩の説明に「晩年に制作されたーー」とありますが、先代竿かづは今も水戸におられます。せめて「現役晩年にーー」とか「竿師引退晩年にーー」と表示された方が宜しいかと思います。
学芸員の方へ
小生、釣道具屋三代目店主を名乗る前は、IT会社に勤務しておりました。
些かPCは使えますので、展示のお手伝いは喜んでさせて戴きます。
ご一報下さい!(心よりお待ち申し上げております)
三代目店主戯言