2023年新作入荷!竿かづ特選【立込み用矢竹並継中通し鯊竿】
現在、製作されている江戸和竿の鯊竿の多くは、船釣りを前提としています。
そのため夏鯊ボート用の短い水雷竿(延べ竿/〜120cm)や手ばね竿(2本継/〜2.1m)の錘負荷は1.5号もしくは2号、彼岸鯊/落鯊用の2.7mや3mといった中通し竿の錘負荷は3号〜5号となっています。
しかしながら、鯊釣りは船釣りばかりとは限りません。
【 鯊釣りの真骨頂は「立込み釣り」だよ!、船頭から「どうぞ!」と言われて糸を垂らす船釣りは釣堀と同じじゃない、なんで皆さん立込みをやらないのかね?】と言われる後期高齢者のお客様がおられます。確かにその通り!、反論できません。
先人たちはむしろ岸からの立ち込み釣りを多く愉んでいたようです。小生の父、先代も鯊釣りと言えば立ち込みで、船に乗ることはまずありませんでした。
利根川や千葉九十九里に流れ込む河川に足繁く母と二人で通っていました。小生も利根川にはよく連れて行かれました。船泊りの葦に入り込み、腿ぐらいまで浸かって、丈三(3.9m)の長竿を振ってましたね。
そんな釣りをしてみたいとのお客さまのご注文で、昨年に引き続き立ち込み用矢竹並継中通し鯊竿を製作致しました。
江戸川放水路東西線橋下流や北十軒スカイツリー下、旧中川、多摩川と出番は数多くあります。
カーボン製渓流小継振出竿を流用するのではなく、汽水域ならではの干満を意識した、道糸の長さが変えられる中通し竿を、是非ご覧願います!!
竿かづ特選 矢竹3本並継中通し 2.7m 呂色すげ口 淡竹根堀手元
錘負荷〜2号 ¥129,000(税込)
竿かづ特選 矢竹3本並継中通し 3.6m 呂色すげ口 石突付淡竹手元
錘負荷〜2号 ¥149,000(税込)