【江戸楽】2023年 2月号!

NHK大河ドラマ【どうする家康】が始まって1ヶ月、小生も毎週楽しみに見ていますが、地元岡崎や駿府(静岡)など家康ゆかりの地では観光客で大いに賑わっているようです。
ドラマの舞台が名古屋、大阪から江戸に移るのは、秀吉が小田原北条氏を滅ぼし、家康に国替を命じての話ですから、もう少し先になります。
大小の河川と、多くが湿地帯だった関東平野を、家康の手足となり江戸・関東平野を切り開いた異能の武士がいました。「伊奈忠次」です。
伊奈家は室町幕府第九代将軍足利義尚に使えた武士で、その後三河に移り祖父伊奈忠基は家康の父松平広忠に仕えました。桶狭間の戦い後に家康(松平元康)に使え三河国小島城主となっています。
三河武士として家康を支えるのですが、二度家康の元から出奔しています。しかしながら家康はそれを許し、重用します。
「武」一辺倒の武士が、時代の要請に従い異能を発揮し、裏舞台でその実力を発揮する、その典型的な武士を見る思いで小生は読みました。
歴史書には中々出てこない人物ですが、【江戸楽】真骨頂の特集です。
是非ご一読を!!!