第25話【新・江戸前の釣り/シーズン2「鯊釣り」- 中通し竿の取扱いについて -】


(26分54秒)

中通し竿について、「糸を通しているところを見せてほしい」という要望を多くいただきましたので、これこそ動画の強みということで、その様子をお見せします。
今回は中通しの和竿の例を紹介しています。

糸を巻く際の注意事項に始まり、「中通し(ワイヤー)」を使用しての実際の動作をご覧ください。

■用語説明

・中通し(ワイヤー)

中通し和竿に糸を通すためのワイヤー
昔は鋼で作られていましたが、現在ではステンレス製になっています。
0.3mのステンバネ線の終端を叩いて、糸を通す穴を開けたワイヤー。
穴はナイロン糸1.5号まで使用可能で、全長は1.5m

製作会社が廃業し、現在は生産されていません。
当店では、デッドストック(完全未使用)をお持ちの方から分けて貰い、数量限定で販売しています。

・サライ(鉦)

穂先の詰まりを解消する江戸和竿専用工具。
先端30cmに細かい返しが付いており、これにより布袋竹穂先の先端30cm以内の詰まりを解消する。
「返し」はよく切れるので、使用するときはサライを強く張り直線にして、穂先と平行にして、数回前後に穂先を動かし攫う。
素人が行うのはお勧めしません。

中通し同様に、製作会社は廃業し、現在は生産されていません。


【YouTube 「大塚 関釣具店チャンネル」】

チャンネル登録、よろしくお願いいたします。